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やがてアメリカで共産革命が起こる

グーグルの本社がある、郊外の豊かな町、マウンテンビュー。
その同じ町で、テス・サルダナは、混みあって窮屈なキャンプカーを道に止め、小ぎれいにして暮らしている。

「お世辞にもいい住まいとは言えないわ」とサルダナは言う。だが、これは特段珍しい話ではない。
警察に移動を命じられるまで、マウンテンビューのスーパー「ターゲット」と高級マンションの間の並木通りには、1ダースを超えるキャンプカーが並んでいた。
中には、家賃を払えない人たちが大勢生活していたのである。

 15ドルのアボカドの炭火焼を食べて、1,000ドルのiPhone Xをポンと買える若い資産家がいる一方で、家に住めない家庭は数千世帯にのぼる。
ホームレス支援団体や市の職員も、ハイテクブームの影で起こっているこの現象に対して、まったくひどい話だと口をそろえる。
ホームレスの多くには定職があり、こうした資産家の下で働く人もいる。その資産こそが、多くの人が家に住めなくなっている元凶なのだ。

 例えば、サルダナのキャンプカーの向かいには2ベッドルームのマンションがある。
コンシェルジュ付きで、家賃は3,840ドルから。稼ぎがいい月でも、サルダナの給料を上回ってしまう。

 サルダナは、同居する三人の大きな息子とともに、よりマシな住まいを探しているが、家賃は3000ドル以上するし、空いている家はたいてい遠い。
だから、取り締まりで駐車場所から追い出されても、勤め先近くのキャンプカーに寝泊まりして、明るい未来のために貯金したほうがよいと言うのだ。

「それでも食べていかないと」と51歳のサルダナは言う。「たまには子供たちを、映画やレストランに連れて行きたいんだけどね」。

 サルダナは、近隣の町パロ・アルトの2つのホテルで料理を作り、客に出している。
大抵は、朝5時から夜10時までの勤務だ。息子のうち二人は20代で、パン屋で働き、キャンプカーの代金として毎月700ドルを支払う。
シリコンバレーの経済格差をいやというほど思い知らされる生活だ。

「ITのやつらのために働く私たちはどうよ」とサルダナは言った。「あいつらとはもらってる額が違う」。
シリコンバレーの影:
家賃高騰、仕事のあるホームレスが急増 月11万の車上生活も
https://newsphere.jp/technology/20171123-1/
146547979.jpg

空前絶後の格差社会アメリカが煮詰まってきましたね。
朝の5時から夜の10時まで二つのホテル料理を作ってんのに家賃すら払えないとか、異常ですよ。
シリコンバレーは見事にIT企業しかなくて、平均家賃は35万円ほどですから、
よほどの高給取りでもないかぎり、ルームシェアでもしないと住めませんね。
低賃金の飲食業やサービス業に従事してる方だととてもシェアでも住めないレベル。
いや、ほんと狂ってるよアメリカは。
所得の再分配がまったく機能してないからで、まさに資本主義の末期症状です。
では、どれくらい富の集中が進んでいるのかといえば、
全米の階層別平均実質所得を見ると、上位0.01%の平均は2900万ドル。
日本円にして29億円を大きく超えます。1980年代以降、上位0.1%の所得は増え続けているのに、
それ以下の所得はほとんど増えていません。
アメリカでは一時、「我々は99%」という政治スローガンが叫ばれました。
富の大部分は1%の金持ちが独占しているという格差を告発するものでした。
ところが、いまや富を独占するのは0.1%ないし0.01%に集中する事態になっています。
もうね、間違いなく革命が起きますよ。予言しときます。
超長期的には資本主義は終焉を向かえ、地球規模の超管理型社会になるだろう。
AIの劇的進歩と仮想通貨の台頭で、役者は揃いました。



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ブログ15年目に突入!会社経営やめてから専業トレーダーとして生きております。




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