先天的要因で人生はほとんど決まるのか?
- 2013/12/03
- 17:34
先天的要因で人生はほとんど決まるのか?

「生まれた日に時間を戻してもらいたい。本当の両親に育ててもらいたかった」。60年前に産院のミスで別の赤ちゃんと取り違え10+ 件られたことが裁判などで明らかになった東京都の男性(60)が27日、都内で記者会見し、別人と入れ替わった人生を複雑な思いで振り返った。
1953年3月30日、東京都墨田区の病院で2人の男の子が産声を上げた。出産時刻の差はわずか13分。分娩(ぶんべん)室で数人の助産師らが産湯に入れたり、身長や体重を測ったりした。足の裏には母親の名前がひらがなで記された。
手元に戻ってきた赤ちゃんを見て母親の1人は「用意した産着と違う」と気になった。だが、赤ん坊の取り違え10+ 件を疑う人は誰もいなかった。男性の運命はこのとき大きく変わる。
育った家は決して楽な生活ではなかった。父親は2歳の時に亡くなり、母親が生活保護を受けながら女手一つで3人兄弟を育てた。6畳のアパートでの4人暮らし。同級生の家庭に普及し始めた家電製品は一つもなかった。
兄2人は中学卒業後すぐに働き、男性も家計を助けるために町工場に就職した。だが「進学したい」との思いは強く、自分で学費を工面しながら定時制の工業高校へ。大学進学はあきらめ、配送トラックの運転手として働いてきた。
一方、本当の両親は教育熱心で、家庭は経済的にゆとりがあった。4人の子ども全員が私立高校から大学に進み、弟3人は大手企業に就職した。
取り違えが判明したのは2009年1月。裁判の中で実施されたDNA鑑定で、本当の弟3人と「兄」との血縁関係が否定された。その後、実の弟らが病院に残った資料を調べ、血のつながった兄である男性を捜し出し、今年6月、戸籍も本当の両親の長男に変更された。
取り違えられた男性の弟の1人は、「母親が生前、『いちばん上の兄が自分の子か
どうか違和感を覚える』と何度か話していたことが1つのきっかけになって、探し
始めた。実の兄を見つけ出すまでは本当に大変で何度もくじけそうになったが、家
族として、実の兄に一目会いたいという思いでこれまでやってきた」と述べました。
また、おととし、初めて連絡を取ったときのことについて、「実の兄は最初、詐欺
だと思って信用してくれなかったが、自分の写真を手紙と一緒に送ったら『確かに
似ている』と言って、ようやく会ってもらえた。
取り違えられた男性はNHKの取材に対し、「今まで長い間苦労をしてきて、何で
こんなにつらい人生なんだろうと思っていた。取り違えが分かってからの数か月は
毎日、涙が出た。こんなことがなければどんな人生だったのかを考えると悔しさが
募り、病院に対しては怒りしかない。でも、苦しい生活の中でできる限りのことを
してくれた元の母親やかわいがってくれた兄弟には感謝の気持ちしかなく、複雑な
思いもある」と話していました。
本当の両親はすでに他界している。26日の東京地裁判決は「何らかの理由で新生児が取り違え10+ 件られた」と産院側に3800万円の賠償を命じ、「真実の両親との交流を永遠に断たれてしまった衝撃と喪失感は償いきれない」と男性の無念さをおもんばかった。男性は記者会見で「この世に生んでくれたのに、何もできなかった」と嘆いた。
最近は実の弟の家を訪ねて酒を飲むこともあるという。「残りの人生を弟たちと仲良く暮らしたい」。男性は少し表情を緩ませた。
(共同通信)
[2013年11月27日22時12分]
テレビなどの報道でご存知の方も多いかと思いますが、じつにショッキングなニュースでしたね。
まあ、産めよ増やせよのベビーブームの時代でしたから、
病院の管理体制も行き届かないのは致し方ないような気がしますが、さすがに取り違えはね。。。。
間違われた当人と両親、兄弟には筆舌に尽くがたい悲劇ですね。
また、皮肉なことに家庭環境が正反対で、それがゆえに正反対の人生を歩んだ二人・・・。
人間って育った家庭環境でずいぶんと人生が違ってきますね。
私も大金持ちのスーパーセレブから乞食同然の人までいろんな人を見てきたけど、貧富は高確率で遺伝しますね。
先天的要因はでかいです。
金持ちの子はそのまま金持ちになり、貧乏な子は貧乏なまま・・・・これが現実ですよ。
家が貧乏でも容姿端麗に生まれた女性ならセレブ男性との結婚で“一発大逆転”もありますが、
男は相当に努力しないと負の連鎖から逃れられないです。
取り違えられた二人の対照的な人生は、リアルな現実を写してる。
この事件の発端となったのは、他界された母(金持ち側)の抱いた違和感からなんですが、
「母親が生前、『いちばん上の兄が自分の子か
どうか違和感を覚える』と何度か話していたことが1つのきっかけになって、探し
始めた。
やはり血のつながりがあるかどうかは母性で本能的にわかるんでしょうね。
たぶん、弟たちも“兄と自分たちとは何か違う”と感じていたのでしょう。
金持ち家族に違和感を持たれながら育った人(貧乏な家の子)も哀れだ。
真実を知ってしまうことが幸せともかぎりませんが、時間はもう巻戻せない。
残された人生を後悔のないように生き抜いてもらいたいですね。
こうした取り違えは、今は個室分娩なのでまずないと思いますが、昔はけっこうあったようです。
過去の判例を調べてもありましたね。
花子は、生前、控訴人が病院で生まれたとき、花子が用意した産着と異なる
粗末な産着を着せられて、花子のもとに連れられてきたという話を繰り返し
語っていた
控訴人は、花子の死後、老齢の太郎に対し冷たい態度を取ったばかりか、被
控訴人らに対しても冷たい態度を取ってきており、甲野家の長男としてふさ
わしくない。花子の遺産分割の際、控訴人が、脳梗塞で認知症になった太郎
の在宅介護を引き受けると言うので、被控訴人らが、控訴人に花子の遺産の
大半を取得させたにもかかわらず、控訴人は太郎を老人施設に入所させよう
とし、これに反対して在宅介護を始めた被控訴人らに協力することを拒絶し
、その後、被控訴人らの要求により在宅介護を分担するようになった後も、
十分な介護をしなかった。被控訴人らは、それ以前、花子から産着の話を聞
いてもまさかと思っていたが、控訴人が太郎に対しあまりに冷たいのを見て、
本当に血のつながりがないから、これほど冷たいのではないかと思うように
なった
http://www.houritsuka.net/case/dna.php
私の母は9人兄弟でしたが、人格というか個性が見事にバラバラで、
とても同じ両親から生まれた兄弟とは思えませんね。
“取り違えてました~”となっても、むしろ納得いくw
取り違えとは違いますが、生まれた子が不倫相手の子供だというのも世間ではけっこうあります。
ある調査で、既婚女性で配偶者以外の子供を産んでいる人は25人に一人とも言われてます。
男にとっては、なんともキッツイ話です。。。(´エ`;)
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「生まれた日に時間を戻してもらいたい。本当の両親に育ててもらいたかった」。60年前に産院のミスで別の赤ちゃんと取り違え10+ 件られたことが裁判などで明らかになった東京都の男性(60)が27日、都内で記者会見し、別人と入れ替わった人生を複雑な思いで振り返った。
1953年3月30日、東京都墨田区の病院で2人の男の子が産声を上げた。出産時刻の差はわずか13分。分娩(ぶんべん)室で数人の助産師らが産湯に入れたり、身長や体重を測ったりした。足の裏には母親の名前がひらがなで記された。
手元に戻ってきた赤ちゃんを見て母親の1人は「用意した産着と違う」と気になった。だが、赤ん坊の取り違え10+ 件を疑う人は誰もいなかった。男性の運命はこのとき大きく変わる。
育った家は決して楽な生活ではなかった。父親は2歳の時に亡くなり、母親が生活保護を受けながら女手一つで3人兄弟を育てた。6畳のアパートでの4人暮らし。同級生の家庭に普及し始めた家電製品は一つもなかった。
兄2人は中学卒業後すぐに働き、男性も家計を助けるために町工場に就職した。だが「進学したい」との思いは強く、自分で学費を工面しながら定時制の工業高校へ。大学進学はあきらめ、配送トラックの運転手として働いてきた。
一方、本当の両親は教育熱心で、家庭は経済的にゆとりがあった。4人の子ども全員が私立高校から大学に進み、弟3人は大手企業に就職した。
取り違えが判明したのは2009年1月。裁判の中で実施されたDNA鑑定で、本当の弟3人と「兄」との血縁関係が否定された。その後、実の弟らが病院に残った資料を調べ、血のつながった兄である男性を捜し出し、今年6月、戸籍も本当の両親の長男に変更された。
取り違えられた男性の弟の1人は、「母親が生前、『いちばん上の兄が自分の子か
どうか違和感を覚える』と何度か話していたことが1つのきっかけになって、探し
始めた。実の兄を見つけ出すまでは本当に大変で何度もくじけそうになったが、家
族として、実の兄に一目会いたいという思いでこれまでやってきた」と述べました。
また、おととし、初めて連絡を取ったときのことについて、「実の兄は最初、詐欺
だと思って信用してくれなかったが、自分の写真を手紙と一緒に送ったら『確かに
似ている』と言って、ようやく会ってもらえた。
取り違えられた男性はNHKの取材に対し、「今まで長い間苦労をしてきて、何で
こんなにつらい人生なんだろうと思っていた。取り違えが分かってからの数か月は
毎日、涙が出た。こんなことがなければどんな人生だったのかを考えると悔しさが
募り、病院に対しては怒りしかない。でも、苦しい生活の中でできる限りのことを
してくれた元の母親やかわいがってくれた兄弟には感謝の気持ちしかなく、複雑な
思いもある」と話していました。
本当の両親はすでに他界している。26日の東京地裁判決は「何らかの理由で新生児が取り違え10+ 件られた」と産院側に3800万円の賠償を命じ、「真実の両親との交流を永遠に断たれてしまった衝撃と喪失感は償いきれない」と男性の無念さをおもんばかった。男性は記者会見で「この世に生んでくれたのに、何もできなかった」と嘆いた。
最近は実の弟の家を訪ねて酒を飲むこともあるという。「残りの人生を弟たちと仲良く暮らしたい」。男性は少し表情を緩ませた。
(共同通信)
[2013年11月27日22時12分]
テレビなどの報道でご存知の方も多いかと思いますが、じつにショッキングなニュースでしたね。
まあ、産めよ増やせよのベビーブームの時代でしたから、
病院の管理体制も行き届かないのは致し方ないような気がしますが、さすがに取り違えはね。。。。
間違われた当人と両親、兄弟には筆舌に尽くがたい悲劇ですね。
また、皮肉なことに家庭環境が正反対で、それがゆえに正反対の人生を歩んだ二人・・・。
人間って育った家庭環境でずいぶんと人生が違ってきますね。
私も大金持ちのスーパーセレブから乞食同然の人までいろんな人を見てきたけど、貧富は高確率で遺伝しますね。
先天的要因はでかいです。
金持ちの子はそのまま金持ちになり、貧乏な子は貧乏なまま・・・・これが現実ですよ。
家が貧乏でも容姿端麗に生まれた女性ならセレブ男性との結婚で“一発大逆転”もありますが、
男は相当に努力しないと負の連鎖から逃れられないです。
取り違えられた二人の対照的な人生は、リアルな現実を写してる。
この事件の発端となったのは、他界された母(金持ち側)の抱いた違和感からなんですが、
「母親が生前、『いちばん上の兄が自分の子か
どうか違和感を覚える』と何度か話していたことが1つのきっかけになって、探し
始めた。
やはり血のつながりがあるかどうかは母性で本能的にわかるんでしょうね。
たぶん、弟たちも“兄と自分たちとは何か違う”と感じていたのでしょう。
金持ち家族に違和感を持たれながら育った人(貧乏な家の子)も哀れだ。
真実を知ってしまうことが幸せともかぎりませんが、時間はもう巻戻せない。
残された人生を後悔のないように生き抜いてもらいたいですね。
こうした取り違えは、今は個室分娩なのでまずないと思いますが、昔はけっこうあったようです。
過去の判例を調べてもありましたね。
花子は、生前、控訴人が病院で生まれたとき、花子が用意した産着と異なる
粗末な産着を着せられて、花子のもとに連れられてきたという話を繰り返し
語っていた
控訴人は、花子の死後、老齢の太郎に対し冷たい態度を取ったばかりか、被
控訴人らに対しても冷たい態度を取ってきており、甲野家の長男としてふさ
わしくない。花子の遺産分割の際、控訴人が、脳梗塞で認知症になった太郎
の在宅介護を引き受けると言うので、被控訴人らが、控訴人に花子の遺産の
大半を取得させたにもかかわらず、控訴人は太郎を老人施設に入所させよう
とし、これに反対して在宅介護を始めた被控訴人らに協力することを拒絶し
、その後、被控訴人らの要求により在宅介護を分担するようになった後も、
十分な介護をしなかった。被控訴人らは、それ以前、花子から産着の話を聞
いてもまさかと思っていたが、控訴人が太郎に対しあまりに冷たいのを見て、
本当に血のつながりがないから、これほど冷たいのではないかと思うように
なった
http://www.houritsuka.net/case/dna.php
私の母は9人兄弟でしたが、人格というか個性が見事にバラバラで、
とても同じ両親から生まれた兄弟とは思えませんね。
“取り違えてました~”となっても、むしろ納得いくw
取り違えとは違いますが、生まれた子が不倫相手の子供だというのも世間ではけっこうあります。
ある調査で、既婚女性で配偶者以外の子供を産んでいる人は25人に一人とも言われてます。
男にとっては、なんともキッツイ話です。。。(´エ`;)
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