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素数の音楽

素数の音楽


「数の原子」といわれる素数は、すべての数字をつくり出しますが、

その“規則性”は謎で、世界中の数学者たちが競って研究をしていますね。

具体的には「2、3、5、7、11、13、17、19…」と続く素数ですが、

「さあ、次の素数は?」と問われたときに、それを答え得る公式がまだ発見されていないのです。

小さい数ならば、その数よりも小さな数で順に割っていけば、

その数が素数であるかどうかを確かめることができます。

だが、1,000万ケタもの膨大な数となるとどうか?

欧米には1,000万ケタ以上の素数を発見すれば10万ドル(約1,000万円)の賞金が与えられるコンペがあって、

実際、見事にその賞金を手にした人もいます。

最初に10億ケタの素数を見つけたひとに、20万ドル(約2,000万円)の賞金を与えるという競争もあります。

インターネット上にはGIMPという素数探索ソフトウェアがあって、

ダウンロードすればパソコンが勝手に計算を進めてくれるのですが、途方もなく時間もかかるし、

そもそもそれだけの負荷に普通のパソコンは耐えれなのいで、遅かれ早かれぶっ壊れますねw

最近コンピューターを使っても、新たな素数の発見は容易ではないです。


すべての物質をつくりだす元となる元素のように何らかのパターンがあって、

「元素周期表」なる一覧があってもよいのですが、

素数自体にまったく法則性規則性がないことに多くの数学者は沈黙し、ただただ頭を抱えるだけ・・・とうのが現実です。

神がサイコロを振るがごとく、ランダムに出現する素数・・・・。

人間としてはじめて素数を発見したのは、古代ギリシャ人だと考えられていますが、

その中でも、素数について大きな発見をしたのは「ユークリッド」で、

彼は「素数が無限に存在すること」を証明してみせました。

その後、ドイツの天才数学者ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウスによって、大まかなパターンが解明されます。

いわゆる「ガウスの素数階段」ですね。

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1~1,000までに168個の素数があるということは、およそ「6個に1個」の割合で素数が現れるということ。

1万までなら、およそ「8個に1個」。10万までは、およそ「10個に一個」が素数。

10倍ずつの階段を上るにつれ、素数の現れる確率は下がっていった。

より正確に記すなら

1,000まで「6.0個に一個」
10,000まで「8.1個に一個」
100,000まで「10.4個に一個」
1,000,000まで「12.7個に一個」

見えてきたパターンは、確率が低下する割合だった。

8.1から10.4への差は「2.3」
10.4から12.7への差も「2.3」

つまり、階段の「段差の高さ」は奇妙にも整っていたのである。


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その後は、ガウスの弟子のベルンハルト・リーマンによって研究が受け継がれ、より詳細に解析されます。

あの有名な「リーマン予想」です。

リーマン予想を証明できた数学者には、アメリカのクレイ数学研究所から100万ドル(1億円)の賞金が与えられることになっていて、

「 ホッジ予想 」  「 ポアンカレ予想 」  「 P 〓 NP 問題 」  などと並んで、

世界3大難問とか、7大難問とか呼ばれていますね。

私は数年前からずっと素数を独自に研究していて、FXや225先物トレードへの応用は可能だと仮定しています。

数学者リーマンが数字の奏でる「音」に注目したように、

一見ランダムに感じる相場の上下の動きは、メッセージのあるメロディーであり、旋律なのです。

数字に見えるものは、実は色であったり、音であったり・・・・その逆もまたしかり。

見えるもの、触れるものはすべてまやかしで、

見えないもの、触れることのできないものこそが真実・・・年々強く感じます。

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