また会えると信じて
- 2012/09/19
- 20:18
犬の飼い主に対する、献身的で一途な姿は、何度も何度でも我々人間を驚嘆させる。そしてここにもまたひとつ、飼い主にその身を捧げ、主人が死んだ今でも、飼い主の側から離れようとしな犬の姿が確認された。
南米アルゼンチン、コルドバのカルロス・パス墓地で毎日見ることができるその犬の名はキャプテンという。キャプテンは、帰る家があるにもかかわらず、主人が眠る墓場から決して離れようとはしない。6年たった今でも・・・
ジャーマンシェパード犬のキャプテンは、かわいがってくれた主人、ミゲール・ガズマンが亡くなった後、6年の月日が流れても、ガズマンが眠る墓に残り、寄り添い続けることを選んだのだ。
ミゲールの妻、ヴェロニカの話によると、キャプテンは主人が亡くなった後、間もなく姿を消したという。息子ダミアンとともに、キャプテンを探し回ったがどこにもいない。車にひかれて亡くなってしまったか、他の家族の一員となったものとばかり思っていた。
そんな矢先、亡き夫ミゲールの墓参りに出かけたヴェロニカは、そこで見覚えのある姿を発見した。それはまさしくキャプテンである。彼女はどうしてキャプテンが、亡き夫の墓にたどり着くことができたのかまったくわからなかったが、キャプテンは亡き夫の墓に寄り添うようにして座っていた。
キャプテンが主人に捧げる不屈の忠誠心は、2005年、ミゲールが息子へのプレゼントとして、家に小さなジャーマンシェパードを迎え入れたことからはじまった。
短い期間ではあったが、その子犬はミゲールと特別な関係を築き上げた。翌年の2006年3月24日、不幸にもミゲールは亡くなったが、キャプテンは「死」ごときに最愛の友人から引き離されることを良しとはしなかった。彼は家を去り、ミゲールの眠る墓地をどうにか探し当て、そして何があろうと二度と離ればなれにならないよう決心したらしい。
この6年間、ヴェロニカとダミアンはキャプテンを家に連れ帰ることを何度となく試みたがまったく無駄だった。彼は時々家までついて行こうとするものの、結局は引き返し、すぐにまた、墓に戻っていってしまうのだ。キャプテンが本当にミゲールの墓のそばに居たがっていることがはっきりした。現在13歳になる息子のダミアンは、キャプテンがまた家に帰ってきてくれることを心から願っているが、自分の父親に対するキャプテンの深い忠誠心は理解しているようだ。
カルロス・パス墓地の責任者、ヘクター・バチェッガは、墓地の管理人らは皆、墓に住むようになったキャプテンを愛し、定期的に餌をやり、毎年の予防接種にも連れていっているそうだ。
キャプテンは、毎日バチェッガと一緒に墓地内を歩いているそうだが、夜になるとキャプテンは、必ずミゲールの墓に戻り、その墓石に頭をあずけ、寄り添うように眠るという。「キャプテンは、我々人間に、最愛の故人との思い出を大事に持ち続け、それをいつくしむということが、どれほど素晴らしいことかを教えているように感じる」とバチェッガは話す。
キャプテンの話は、命が尽きる日まで日本人の主人を待ち続けた有名な秋田犬、忠犬ハチ公の美談を彷彿とさせる。その一生を捧げ、生涯が終える日までひたすら主人を待ち続け、いつか必ず会えると信じ、その希望を決して失うことのないその姿に、人間は心を奪われる。
悲しいことに、犬たちは、死の意味がわからない。彼らが待ち続ける相手との間には、死という隔たりがあり、二度と会うことはかなわない。運命って残酷だ。そんな運命に翻弄されても、犬は、待つことを苦に思っている様子はない。むしろ待つことが自分に与えられた最大の役目であるかのように、ひたすら待ち続ける。でも、もしかしたら、待つことができる主人を持った犬は、それはそれで幸せと思っているのかもしれない。死ぬまで一生、使命と目的を持って生き続けることができるのだから。そう考えることで、人間の方が少しだけ救われた気持ちになれるかもしれないな。

Faithful Dog Refuses to Leave Graveside of Owner Who Died Six Years Ago
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52101117.html

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ジャーマンシェパード犬のキャプテンは、かわいがってくれた主人、ミゲール・ガズマンが亡くなった後、6年の月日が流れても、ガズマンが眠る墓に残り、寄り添い続けることを選んだのだ。
ミゲールの妻、ヴェロニカの話によると、キャプテンは主人が亡くなった後、間もなく姿を消したという。息子ダミアンとともに、キャプテンを探し回ったがどこにもいない。車にひかれて亡くなってしまったか、他の家族の一員となったものとばかり思っていた。
そんな矢先、亡き夫ミゲールの墓参りに出かけたヴェロニカは、そこで見覚えのある姿を発見した。それはまさしくキャプテンである。彼女はどうしてキャプテンが、亡き夫の墓にたどり着くことができたのかまったくわからなかったが、キャプテンは亡き夫の墓に寄り添うようにして座っていた。
キャプテンが主人に捧げる不屈の忠誠心は、2005年、ミゲールが息子へのプレゼントとして、家に小さなジャーマンシェパードを迎え入れたことからはじまった。
短い期間ではあったが、その子犬はミゲールと特別な関係を築き上げた。翌年の2006年3月24日、不幸にもミゲールは亡くなったが、キャプテンは「死」ごときに最愛の友人から引き離されることを良しとはしなかった。彼は家を去り、ミゲールの眠る墓地をどうにか探し当て、そして何があろうと二度と離ればなれにならないよう決心したらしい。
この6年間、ヴェロニカとダミアンはキャプテンを家に連れ帰ることを何度となく試みたがまったく無駄だった。彼は時々家までついて行こうとするものの、結局は引き返し、すぐにまた、墓に戻っていってしまうのだ。キャプテンが本当にミゲールの墓のそばに居たがっていることがはっきりした。現在13歳になる息子のダミアンは、キャプテンがまた家に帰ってきてくれることを心から願っているが、自分の父親に対するキャプテンの深い忠誠心は理解しているようだ。
カルロス・パス墓地の責任者、ヘクター・バチェッガは、墓地の管理人らは皆、墓に住むようになったキャプテンを愛し、定期的に餌をやり、毎年の予防接種にも連れていっているそうだ。
キャプテンは、毎日バチェッガと一緒に墓地内を歩いているそうだが、夜になるとキャプテンは、必ずミゲールの墓に戻り、その墓石に頭をあずけ、寄り添うように眠るという。「キャプテンは、我々人間に、最愛の故人との思い出を大事に持ち続け、それをいつくしむということが、どれほど素晴らしいことかを教えているように感じる」とバチェッガは話す。
キャプテンの話は、命が尽きる日まで日本人の主人を待ち続けた有名な秋田犬、忠犬ハチ公の美談を彷彿とさせる。その一生を捧げ、生涯が終える日までひたすら主人を待ち続け、いつか必ず会えると信じ、その希望を決して失うことのないその姿に、人間は心を奪われる。
悲しいことに、犬たちは、死の意味がわからない。彼らが待ち続ける相手との間には、死という隔たりがあり、二度と会うことはかなわない。運命って残酷だ。そんな運命に翻弄されても、犬は、待つことを苦に思っている様子はない。むしろ待つことが自分に与えられた最大の役目であるかのように、ひたすら待ち続ける。でも、もしかしたら、待つことができる主人を持った犬は、それはそれで幸せと思っているのかもしれない。死ぬまで一生、使命と目的を持って生き続けることができるのだから。そう考えることで、人間の方が少しだけ救われた気持ちになれるかもしれないな。

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