一期は夢よ ただ狂え
- 2011/04/28
- 16:26
一期は夢よ ただ狂え
室町時代に編纂された歌集に「閑吟集」があります。

争乱の世に生まれた異端の歌集は当時を生きる庶民の声を赤裸々に歌い上げたものが多く、
不安定な時代を反映してか、どこか虚無的であり、刹那的な歌が多いのが特徴です。
311首の歌の7割近くを“恋愛系”が占めていますが、
驚くべきはその日本語の“粋”。
読み手の深読みを予め想定した高度な言葉遊び・・・・室町時代の日本人のレベルの高さに驚きます。
添(そ)うてもこそ迷(まよ)へ 添うてもこそ迷へ 誰(たれ)もなう 誰になりとも添うてみよ
烏(からす)だに 憂(う)き世厭(いと)ひて 墨染(すみぞめ)に染めたるや 身を墨染に染めたり
水に降る雪 白うは言はじ 消え消ゆるとも
思ひ出すとは忘るるか 思ひ出さずや忘れねば
↑この歌なんかは浜崎あゆみさんの「HANABI」の歌詞とよく似ていますねww
閑吟集を参考にしたのかな??
君のこと思い出す日なんてないのは
君のこと忘れた時がないから 浜崎あゆみ「HANABI」より
恋愛系の歌ではありませんが、閑吟集の中でも私はこの歌が好きです↓
くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して
――まじめくさった人なんて見られたものじゃない。夢の夢の夢のようにはかないこの世の中を、さも一人悟ったような顔つきをしてさ
何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え
――何になろう、まじめくさってみたところで。所詮、人生は夢よ。ただ面白おかしく遊び暮らせ
(閑吟集 54、55番)
一見するとどこか厭世の投げやりな感じがするかもしれませんが、私にはそうは見えません。
現代にあてはめれば、
つつましく生きてきた勤労者やその子供までも平気で見捨てる冷血で不誠実な国や、
政治屋やマスゴミ、御用電波芸者、御用学者に代表される私欲のみの偽善的人間たちとは距離を置いて、
自分の人生を自分で考えて自分の足で凛として歩む“決意”が見て取れます。
私の場合は30代のある時期に、日本という国家システムがもつ病的なまでの「偽善」「不条理」「不誠実」
「不正義」に気づき、その腐敗が救いようもないことを知りました。
そして、国家を信じないことを決めました。
このスタンス(決断)は間違っていないと日に日に確信しています。
とくに震災後は、この国の正体をまざまざと見せつけられたように思います・・・。
今後もこの国の隠してきた“ボロ”があらゆる分野で露見していくと思います。
自分の人生を決めるのは堕落した国家・社会システムでなく、やはり自分なのです。
こんな当たり前のことに気づくだけで人生は大きく変わると思います。
すべての人間は元来自由で可能性に満ちた存在ですが、人生は有限で儚いもの・・・腐敗した国家や人間と付き合うほどヒマではないのです。
現代ほど、個々人の考える力や行動力が試される時代もないと思います。
司馬遼太郎先生もこの「何せうぞ」の歌について、
『この国のかたち<3>』のなかで次のように言っています。

「これはおのれへの励ましであって、虚無的なものではなかった。禅が流行し、念仏がいよいよ大衆化し、ひとびとは前世からきて後世へ去ってゆく今生の一瞬をより充実しようとしていたのである」
一期は夢よ ただ狂え
私もあなたも今は夢の途中です。
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室町時代に編纂された歌集に「閑吟集」があります。

争乱の世に生まれた異端の歌集は当時を生きる庶民の声を赤裸々に歌い上げたものが多く、
不安定な時代を反映してか、どこか虚無的であり、刹那的な歌が多いのが特徴です。
311首の歌の7割近くを“恋愛系”が占めていますが、
驚くべきはその日本語の“粋”。
読み手の深読みを予め想定した高度な言葉遊び・・・・室町時代の日本人のレベルの高さに驚きます。
添(そ)うてもこそ迷(まよ)へ 添うてもこそ迷へ 誰(たれ)もなう 誰になりとも添うてみよ
烏(からす)だに 憂(う)き世厭(いと)ひて 墨染(すみぞめ)に染めたるや 身を墨染に染めたり
水に降る雪 白うは言はじ 消え消ゆるとも
思ひ出すとは忘るるか 思ひ出さずや忘れねば
↑この歌なんかは浜崎あゆみさんの「HANABI」の歌詞とよく似ていますねww
閑吟集を参考にしたのかな??
君のこと思い出す日なんてないのは
君のこと忘れた時がないから 浜崎あゆみ「HANABI」より
恋愛系の歌ではありませんが、閑吟集の中でも私はこの歌が好きです↓
くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して
――まじめくさった人なんて見られたものじゃない。夢の夢の夢のようにはかないこの世の中を、さも一人悟ったような顔つきをしてさ
何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え
――何になろう、まじめくさってみたところで。所詮、人生は夢よ。ただ面白おかしく遊び暮らせ
(閑吟集 54、55番)
一見するとどこか厭世の投げやりな感じがするかもしれませんが、私にはそうは見えません。
現代にあてはめれば、
つつましく生きてきた勤労者やその子供までも平気で見捨てる冷血で不誠実な国や、
政治屋やマスゴミ、御用電波芸者、御用学者に代表される私欲のみの偽善的人間たちとは距離を置いて、
自分の人生を自分で考えて自分の足で凛として歩む“決意”が見て取れます。
私の場合は30代のある時期に、日本という国家システムがもつ病的なまでの「偽善」「不条理」「不誠実」
「不正義」に気づき、その腐敗が救いようもないことを知りました。
そして、国家を信じないことを決めました。
このスタンス(決断)は間違っていないと日に日に確信しています。
とくに震災後は、この国の正体をまざまざと見せつけられたように思います・・・。
今後もこの国の隠してきた“ボロ”があらゆる分野で露見していくと思います。
自分の人生を決めるのは堕落した国家・社会システムでなく、やはり自分なのです。
こんな当たり前のことに気づくだけで人生は大きく変わると思います。
すべての人間は元来自由で可能性に満ちた存在ですが、人生は有限で儚いもの・・・腐敗した国家や人間と付き合うほどヒマではないのです。
現代ほど、個々人の考える力や行動力が試される時代もないと思います。
司馬遼太郎先生もこの「何せうぞ」の歌について、
『この国のかたち<3>』のなかで次のように言っています。

「これはおのれへの励ましであって、虚無的なものではなかった。禅が流行し、念仏がいよいよ大衆化し、ひとびとは前世からきて後世へ去ってゆく今生の一瞬をより充実しようとしていたのである」
一期は夢よ ただ狂え
私もあなたも今は夢の途中です。
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